どっちだろう？

「ウチの子がごはんを食べないんです」

と会社の同僚に相談されたことがあります。
 13歳の女の子でチワワ、子宮蓄膿症の手術後の回復期。ただしBCSが６から７な感じで、回復後は食事制限が確実に必要な感じです。

まずは食べて体力を維持して回復最優先です。

この時点でできることといえば、食事の内容を聞いて、少しでも口から食べられるようにアドバイスすること。

ドライフードオンリーの子だったので、それを水でふやかして少しチンして香りを立たせてみること、食べる意欲を高めるためにちゅーるなどを鼻に付けてみること、など入門編的なことをお話しました。

幸いすぐに食欲が戻り、普段通りの生活が送れるまで回復しました。

落ち着いてもなお「まだごはんを食べないんだよね」と相談されました。

今後のためにダイエットが推奨されることも話していたので、改めてご飯の内容を確認しました。

今あげているごはんの量を聞いて、計算していて気がつきました。

「ごはんを食べないんです」

そうではなく、ごはんの量が多すぎていました。つまり、食べない、ではなく、食べられない、が正解。

準備したごはんを平らげていないと、オーナーさんは「食べない」と勘違いしてしまいがちです。

本当に食欲がなくて食べないのか、多すぎて残しているのか、見極める必要があるなぁと実感したできごとでした。