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もっとも重要な栄養素ー水
動物は体脂肪の大部分、体タンパク質の半分以上を失っても生存可能であるが、体水分については20%を失われただけで死亡する。
ーペット栄養管理学テキストブックより抜粋
猫飼いさんの悩やみのひとつが、水分摂取ではないでしょうか。類にもれず、我が家も絶賛、根比べ、知恵比べの真っ最中です。
脱水状態が続くと、夏では夏バテや熱中症が心配になります。季節の変わり目、秋から冬にかけては尿路結石や特発性膀胱炎が起こりやすくなります。
コハクはストラバイトが出やすく、一時期は療法食にして、毎月おしっこを採っては獣医さんに通いました。
コハクのおしっこ待ちをしていたら、お兄ちゃんのつくものおしっこが採れたので一緒に持っていったら、特発性膀胱炎が発覚してびっくりしたことも。
現在は定期的にウロペーパーで㏗や潜血を確認しつつ、サプリメントを使いながらお付き合いしています。
二匹とも、水を飲んでくれれば万事解決してしまう状況。
まず、実践しているのは動線に水。歩いていたらたまたま水飲み場があったから寄ってもらおう作戦です。現在は四ヶ所に置いています。夏になるとこれにケージが一ヶ所追加されます。ごはんとは離した場所に設置するのもポイントです。
そして、動きがある水なら興味を引くので自動給水機をひとつ設置してあります。歴代いろいろなものを使ってきましたが、現在はジェックスのピュアクリスタル・セラミックスを使用してます。これにヌルーミィを組み合わせ、温かい水がいつでも飲めるようになりました。
根本的な解決の為に、ウエットフードと手作り食の導入です。人間の食事の半分は水分ですが、ネコが食べるドライフードは品質を保つために水分10%以下になっています。どう考えても足らない。なので、食餌自体を水分を多く含むものに変えてしまおう、ということです。
あと、食事の回数を増やすのも密かに効果的だったりします。観察していると、カリカリを食べた後に水を飲んでいませんか?研究結果でもちょこちょこ食いだと水分摂取が増える結果が報告されています。
もちろん、新鮮な水を飲んでほしいので1日1~2回は容器を洗って水を入れ替えます。神経質なにゃんこだと他のネコの唾液に反応して嫌がることもあるようです。
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