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海洋散骨アドバイザーを取得しました。

「海洋散骨アドバイザー」資格を取得しました この度、一般社団法人日本海洋散骨協会が認定する「海洋散骨アドバイザー」の資格を取得いたしましたので、ご報告させていただきます。 資格取得を考えたきっかけ 資格取得を考えたきっかけには、闘病中の弟猫の存在がありました。 ペットさんがお空に帰った後、遺骨を手元に置いて供養をされている方が多くいらっしゃいます。飼主さんが生きている間は一緒に過ごして思い出を手元に供養できます。ですが飼主さんが亡くなられた後、遺骨の扱いに困るのはご家族の皆さんです。 そこで海洋散骨という形で海に返すことを選択肢にしてもいいんじゃないかな、と考えたことがきっかけでした。 海洋散骨とは まず、海洋散骨についてご説明させていただきます。 海洋散骨とは、故人の焼骨を粉骨して、海洋上に撒くことです。最近は、お墓の継承問題もあり、お墓の形や埋葬方法が多様化しています。そうした中で、海洋散骨も注目を集めています。 海洋散骨は違法ではない 「墓地、埋葬等に関する法律」によると、墓地や埋葬の方法について「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない」とされており、散骨については何ら規制をしていません。したがって、海洋散骨は違法でありません。 しかしながら、海洋散骨についてのトラブルが多発すると、規制が強化される恐れがあるため、事業者は節度をもって、海洋散骨を行う必要があります。 「海洋散骨アドバイザー」資格について 「一般社団法人日本海洋散骨協会 認定海洋散骨アドバイザー規約」によると、「海洋散骨アドバイザー」の目的について、次のように説明されています。 認定海洋散骨アドバイザーは、消費者に対して海洋散骨についてアドバイスすることをもって、節度をもった海洋散骨の実施及び海洋散骨の普及に努めることを目的とする。 消費者に海洋散骨をすすめて、海洋散骨を普及するための資格といえるでしょう。 「節度をもった海洋散骨」の重要性 上記のなかで、特に重要なことは、**「節度をもった海洋散骨」**です。 海洋散骨については、否定的な考えを持っている人も少なくありません。そのため、節度をもった海洋散骨が実施される必要があることは言うまでもありません。関連法規を守ることはもちろん、マナーも守らねばなりません。 さもなければ、海洋散骨について、規制がなされる可能性が...

コロナは猫に感染するの?

Twitterをご覧の方はご存じの通り、わたしは絶賛コロナ感染症の真っ最中です。
発熱から4日、症状を自覚してからは7日程経過しており、数日の内に陰性になると思われます。
現在は熱も下がり体は元気なので、アルコールで消毒がてら室内を掃除して回り、マスクをして過ごしております。

感染して心配になったのは、自分のことよりも飼い猫2匹のことでした。
お世話をしているのはわたしひとりですし、コロナ禍になって以来、極力人に会わず家族にすら顔を合わせていません。
(というのも、診療所で働いているので発熱外来があり、どうしたってロナ陽性の方と接触する機会があるからです)
以前、別件で獣医さんに伺った際、「コロナ感染は大丈夫?」と聞かれたことがあります。
猫は犬よりも感受性が高いので、飼主さんからコロナがうつると呼吸器症状や消化器症状がでるからね、と。
ペットに感染することがあるから気をつけなさいよ、と警告してくれていたのですが。

先生ごめんなさい。
罹ってしまいました。

深く深く反省の意味も込めて、人から動物にコロナが感染するのかをいろいろ調べてみました。

農林水産省のHPから、現時点での結論を先に載せておきます。

犬猫やミンク等が新型コロナウイルスに感染したとの報告がありますが、牛・豚・鶏のような代表的な家畜に感染したという報告はありません。現時点では、感染が確認されたペットの犬猫等は、新型コロナウイルスに感染したヒトから感染したと推察されており、ペットからヒトに感染した事例は報告されておりません。ただし、ミンクについては、海外において、農場で飼養されているミンクからヒトへの感染の報告がありますが、国際獣疫事務局によれば、ミンクは新型コロナウイルスへの感受性が高く、ミンクがヒトから新型コロナウイルスに感染した後、農場の環境下では感染が拡大しやすく、これらの感染したミンクからヒトに伝播した可能性が示唆されています。動物がヒトにおける新型コロナウイルス感染症の拡大に重要な疫学的役割を担っているとの証拠はありませんが、このように、このウイルスはヒトと動物の双方に感染しうるものであることから、新型コロナウイルスに感染または感染の疑いのあるヒトは、ペット、家畜、動物園動物、野生動物への接触を避けることが推奨されます。

動物と触れ合うときには、過度な接触を避けるとともに、接触前後は手洗いや消毒といった、一般的な衛生管理を行ってください。

これは令和4年9月12日付で公表されているものです。
要約すると、感染するかもしれないけど推察の域を出ないから、ズーノーシスの感染予防と同様に予防と対策、節度ある接触に留めてください、な感じですね。

他に厚生労働省の動物を飼育する方向けQ&Aが令和4年3月11日時点版がありました。
こちらにもペットに感染しますか?感染したらどのような症状がでますか?など端的に答えが載っております。
農林水産省のHPとほぼ同じような内容で解説がなされております。

現在のところ2匹とも元気で食用旺盛、24時間わがままを聞いてくれるわたしがいるので、甘えたい放題我わがまま放題に過ごしていらっしゃいます。
もちろん、感染させてしまっていないかの心配は尽きませんが、体調の変化に気を配りながら、換気を徹底させつつ一緒の空間で過ごしています。

今現在、本当に困っていることと助かっていること、があります。
嗅覚が死んでしまっているので、猫のうんちの臭いがわからないこと、なんです。
飼っている方は経験があると思うのですが、下痢などの体調の変化はうんちの臭いで察知することができるじゃないですか。
あ。いつもと違う。
って。
それができないので、いつも以上にうんちを凝視して形や柔らかさに変化がないかをじーっと眺めてから、そこからやっと捨てるという作業をしております。
もっとも、今は臭いがわからないので、いつまでも眺めていられるという利点があるので大丈夫なんですが、これ、いつまでやれるんでしょうかね。

そこで調べてみると、コロナ感染症による嗅覚や味覚の異常は2週間程度で改善がみられることがほとんどだそうです。
もし一か月以上続く場合は耳鼻咽喉科の受診を勧めるそうです。
苦も無くうんちを片付けられる幸せを、残り一週間程嚙み締めようと思っております。

ここからは、コロナ発生当初の報道なんかを調べたものをメモとして書いてみました。
暇つぶしにどうぞ。

まず、日本で一番最初にコロナ感染患者さんが確認されたのは、厚生労働省のHPによりますと令和2年1月16日付けで発表された、中国の武漢に渡航歴のある方でした。
世界保健機関は2020年1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」、同年3月11日に「世界的大流行(パンデミック)」を宣言、日本は同年2月1日に指定感染症および検疫感染症に指定されました。

コロナ感染により入院を余儀なくされた場合、飼っているペットはどうすればいいのか。
発生当初、コロナに関して情報が少なく、飼い主から感染しているかもしれないペットを預かってくれるところはなかったと思います。
2020年4月にアニコム損害保険株式会社が入院中ペットを無償で預かってくれるサービスを開始しました。
ニュースで見た、防護服に身を包んだ方がペットを預かる緊迫した光景を今でもはっきり覚えています。2021年の年末にサービスが停止されているようなので、一年半に渡って活動してくださっていたんですね。

アニコムさんのHPで2020年8月20日付けで、犬における新型コロナウイルスの陽性を確認というページを見つけました。
人と同じようにPCR検査によって陽性と判定された犬が2頭確認されたというものです。

話は前後しますが、2020年2月28日、日本獣医師会が香港で飼育犬から陽性反応がでたことに対して見解を出しています。
この時点では、「香港の例は、体にたまたま付着したウイルスの遺伝子を PCR で検出した可能 性が考えられます。また、報告された事例は本件 1 例のみであり、犬にウイルス が感染し、犬の体内で増殖して排出されたと確認されてはいません。」としていましたが、後に可能性は否定できないとして新たな発表がなされました。
2020年5月1日、日本獣医師会が発表した文章はこちらで確認できます。
この文章の中でひときわ目を引いた文章があります。
「人から猫、猫から猫への感染の可能性があることから、猫は外に放さ ず室内で適正に飼養し、決して飼養放棄や遺棄することがないようにお願いします。」
巣ごもり需要などといってペット業界が盛り上がったのはこの後のことなので、この時期、飼い犬飼い猫を手放した人が一定数いたことが示唆されていてとても心が痛みました。

感染しないことが一番の予防。
どうか皆様、決して油断なさらぬよう、感染対策しつつ日々の生活を送っていきましょうね。
最後までお付き合い、ありがとうございました。


2022/11/15追記。
飼い猫に感染の記事が正式にでました。

根室管内中標津町の「やまだ動物病院」の獣医師山田恭嗣さん(56)と国立感染症研究所が、新型コロナウイルスに感染し、発症した飼いネコの症例を論文にまとめた。新型コロナウイルスに感染した動物の発症の報告は国内初という。山田さんは飼い主からネコに感染した可能性があるとし、「動物に接する際も感染防止を」と呼びかけている。  症例は今年4月に日本獣医師会雑誌で報告した。  ネコは、同管内の住民が室内で飼育する12歳の雌。2021年8月、飼い主と家族が新型コロナに感染して発症し、その10日後にネコにくしゃみや鼻水などの症状が出た。飼い主はネコの発症の3日後、動物病院に電話し、自身の新型コロナ感染についても伝えた。  山田さんはネコにも感染した可能性があると考え、飼い主に採材キットを送付。ネコの口内などから採取した粘液を国立感染症研究所で遺伝子や中和抗体を分析したところ、ネコが飼い主らと同じデルタ株に感染していたことがわかった。  ネコは発症8日後に食欲減退など症状が悪化。山田さんが抗菌剤や抗ウイルス剤などを投与すると翌日に症状が緩和した。風邪と症状が似ているため、山田さんは「症状だけで新型コロナと診断するのは難しく、飼い主の感染などの申し出が不可欠。情報がなく見過ごされた例もあるのではないか」とみる。

ー北海道新聞から抜粋


 

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